現在のサッカー日本代表監督はハビエル・アギーレだ。
メキシコ代表監督、スペインクラブチームにて実績を出してきた監督である。
代表チームを率いてワールドカップで勝てるチームを作り上げた実績で言えば、日本代表監督としては歴代最高クラスである。
ただ世間では「八百長疑惑」の渦中にいる。
「火の無いところに煙は立たない」はずなので、何らかの関与は間違いないだろう。
日本代表監督としてはこれからという時に、本来やるべきこと以外で注目されているのは残念である。
自分が過去の日本代表監督で最高の監督だったと考えるのは、イビチャ・オシムである。
長年、旧ユーゴスラビア代表を率い、ドラガン・ストイコビッチからは「世界最高レベルの監督の一人」と認められていた。
オシムは当時のFIFA技術委員でもあった。
最高かつ効果的なトレーニング手法を用い、ジェフ市原をJリーグで躍進させた。
その功績を認められて、日本代表監督に就任した。
当時でも欧州式のトレーニング手法が多くのチームに導入され、日本代表選手の身体能力のレベルアップは進んでいたが、真の強豪国には敵わなかった。
監督の手腕を発揮するなかで、日本人の「敏捷性」の強みをよく理解し、「個々の判断力の向上」をトレーニングの重点としてベースアップをはかった。
判断力の向上をはかることに加えて、「チームの連携力」も高めていった。
オシムの率いる日本代表チームの試合展開は、それ以前と比較すると一新された感があった。
相手の陣形を完全に崩して得点するシーンが続出した。
選手の試合後インタビューをみても「やっていることは正しい」と確信に満ちた言葉を皆が口にしていたのが印象的だった。
別の意味でオシムがスゴいなと思ったことは「日本代表ビジネスに迎合しなかったこと」でもある。
「迎合」せずに意思を貫き通した。
ほとんどの代表監督は最後には「迎合」してしまう。
そうなると、各クラブチームの思惑に影響され、最高の選手選考ができなくなる。
頭に描く最高のチーム編成ができずに、監督としての本来の手腕が発揮できなくなってしまうケースが多いように見える。
これは企業経営に通じることでもある。
強みを活かし、より強くすることは、シンプルだが大事なことである。
また一人の指導者が組織を一変させることもある。
そのポイントはメンバー皆に確信を持たせ、革新に導けるリーダーシップを発揮できるかにつきる。
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