最近、世の中では「ハブ人材」という人が活躍しているそうだ。
(”ハブになっている人”という意味ではない。)
どんな人かというと、坂本龍馬みたいな人らしい。
坂本龍馬は、もともとは土佐藩に籍をおいていた武士である。
ただほぼ脱藩?に近い状態で、何故か藩の外で主に活動した。
土佐藩では完全な異端児であり、藩のための仕事をしない武士だった。
ただそれを寛大に許した土佐藩はかなり懐が広いと言ってもよい。
坂本龍馬は藩を超えて、日本全体の行く末を案じて様々な活動をした。
その活動は、結果として歴史を変える大きな仕事につながっていった。
坂本龍馬が成し遂げた最大なポイントは「人と人をつなぎ、新たな道をつくったこと」であると考える。
日本全体が変われば、土佐藩も変わるということを考えた末の行動だったのではないかと思われる。
という感じの人が「ハブ人材」だそうである。
ネットワーク機器「ハブ」や、交通結節点(ハブ空港など)に言葉が由来する。
その役割は「もともと繋がっていなかったモノを、つなげていくこと」である。
仕事に直結しない社外活動は、一見「ムダな活動」に映る。
ただ、コンサルタントをしていて企業に対して感じていることがある。
ムダを排除し、仕事の効率を追いすぎた結果、手立てが無くなっている企業がどれほど多いかということである。
「ハブ人材」のように大きな発想で組織を超えて、ダイナミックに動ける人ははっきり言って稀である。
ただ、企業では「ハブ人材」的な人が現れ、新たな道を切り開いてくれることを期待しているのも事実である。
「組織の力と個の力」というテーマについては、サッカーなんかでもよく議論されている。
「組織の力」も大事だが、それをベースとして最後は「個の力」で局面を打開することができるチームはやっぱり強い。
その可能性を持つ人材がもし組織にいたとするならば、活かすことができるか否かは企業の度量にも懸っている。
求められる人材は世の中の変化とともに常に変わっていく。
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