「人の革新のポイント」(その2)とし、
「組織に必要とされる人材像」を解説する。
いかに素晴らしい戦略や計画であれ、実現するための条件が整っていなければ展開できない。
その条件には、4つの重要ポイントが挙げられる。
1.資金力
会社を運用するには資金が必要である。より大きなビジネスを展開していく場合は、資金調達力も求められる。
資金を得たなら、それを有効にコントロールできるかが生命線となる。
2.組織・人材力
組織力を発揮するには、人材基盤の充実度が問われる。
採用・教育・評価により、強い人材基盤を整備していく。
3.管理力
成果に向け、シビアに管理・マネジメントできるかが求められる。
実行レベルをはかり、問題があれば是正していく。
4.情報マネジメント力
世は様々な情報が溢れている。
新たな情報もタイムリーに入手しつつ、戦略・計画や上記1~3の運用に反映していかなければならない。
上記1~4の条件の内、最大のポイントとなるのが、
「組織・人材力」である。
戦略・計画を遂行できる人材がいてこそ、その実現性は高まる。
「求められる人材像」の要件には、5つのポイントがある。
1.組織の原理・原則の理解
組織というものをよく理解しており、またその組織を自分の力で引っ張っていこうとする意識が強い。
2.戦略・計画の遂行力
戦略・計画を遂行するための「広範な知識・スキル」が必要となる。
※必要な知識・スキルは広範であるため、あらためて述べる。
3.セルフモチベート
自身に与えられたミッションへの
「自己動機づけ=セルフモチベート」ができる。
4.発揮能力
一番求められるのは「発揮能力」である。
能力とは「保有」のみならず、「発揮」しなければ意味はない。
5.提案力
戦略・計画は、よりよい結果につなげることが大事である。
そのプロセスにおいて、「提案」により実行レベルを上げることを支援する。
上記5点について、主要人材が要件を満たしていれば、戦略・計画の実現性は高まる。
いかにその人材層を充足させられるかが、戦略・計画の遂行における最大のポイントとなる。
そのためには、人材層を充実させるためのプランニングが必要となってくる。