●会社でよくあるケース
社内でトップを含め複数の人間が集まり、打ち合わせを行っている。ここでなんらかの結論を出さないといけない。
求める結論は会社全体=自分たちにとっても重要な事であり、互いに意見を出しつつ最善の答えが求められる。
しかしながら、議論にもならず、一向に結論は出てこない。明らかな準備不足が伺える。
トップはイライラして、
「あなたたちはどうして答えが出せないんだ。結論を出す気があるのか? もっと真剣に考えろ!」
さて、このケースで答えは出るのか?
この時点でメンバーたちは「答えを出せないこと」が”当事者としての大きな問題”と認識できていたのか?
トップのプレッシャーで、いずれは無理やりにでも答えは出るだろう。
しかしながら、このような会社が今後も成長・発展できるかは、このケースをみる限りでは疑問だ。
おそらく、他の場面でも「問題解決のほとんどをトップに依存する」のが延々と続くだろう。
チームではなく、集団として”ただ集まるだけを繰り返す”なら、会社全体としての問題解決力が上がることはない。
●どうして問題解決力が上がらないのか?
「問題解決力」そのものに問題を抱える会社のケースを考えてみる。
「個々の考える基礎能力が低い」で結論づければ、この問題は永久にクリアできない。
基礎能力がずっと低いままなんてことは、本来ならばあり得ない異常な事である。
このケースでは、会社としての問題解決力が上がらない「根本的な問題」がある。
下記が、原因のほとんどである。
①細かいことまで含めて結論のすべてを特定の上席が出している。
→統制という意味では良いが、下の依存度がより高まる。
②下が意見を出しても、常に上から正解とされない。
→下には「意見を出してもムダ」という心理ブロックがかかっていく。
→そのうち、意見を出すくらいなら指示や答えを待った方が良いという消極的な姿勢が強くなる。
③いつしか下は考える事が少なくなり、思考レベルそのものが上がらない。
→結論を出す実体験・経験値が蓄積されない。
→役割・責任への意識も低いままで存在価値も薄れる。
④上もあきらめて考えることを求めなくなる。
→上は指示・命令とそのチェックだけを繰り返す。
組織の成熟度が低い段階では、「トップダウン型の意思決定スタイル」の方が組織は一貫した動きをとりやすい。
しかしながら、このスタイルは度が過ぎると組織の成熟が進まなくなる弊害もある。
トップ・上席は「人に任せることができなくなる(下のレベルが低いからという理由で)」
下位者は「指示・命令に慣れ、受身スタイルで考えることをしなくなる」 などである。
成長する会社にしたいのなら、「トップダウン+ボトムアップ・フォロー型」へシフトチェンジし、「問題解決力の高い会社」の下地づくりが必要だ。
●問題解決力の高い会社の特長
前述とは別の会社では、こんなことがあった。
メンバーの1人が、議題への結論とその結論に至った裏付け資料・データを持って会議に参加し、意見をキチンと述べた。
※資料・データの持参は指示された訳ではなく、「必要性」に対する当人の価値判断による。
その材料をもとにメンバー皆で議論がスムーズに進み、良い結論を出せた。(議題の難易度はソコソコ高い)
この人はメンバー内で最上位者ではない。社内でも常に忙しい。
「本当に忙しい人」ほど自身に課せられたテーマを真剣に考えるモノだ、とあらためて感じた。
この会社ではこの人に限らず、同様の行動をする人が多い。
「自分で考えて事前準備する」のが「基本」なのだろう。
「問題解決力が高い会社」で働く人の特長を打合せのケースに当てはめて示す。
①メンバーは議題テーマに対する目的・目標への意識が高い。
(大前提として目的・目標を理解できている人が集まっている。)
②それぞれが答えを出すための事前準備をキチンとする。
(事前の情報収集、コミュニケーション・調整)
③各自が事前準備のもと、打ち合わせを行うため、納得できる結論が必ず出る。
結論を出すことにこだわる。その場で結論が出ない場合でも、必要となる情報を確認し、期限を定める。
④ ①~③が当たり前ように習慣化されている。
上記が前述の会社とは大きく違う。
「問題解決力の高い会社」は、目的・目標への意識が高い人が集まり、求める答えがキチンと出る。
その最大のポイントは「個々が考えて答えを出すことが習慣化されていること」にあり、「考えるための環境づくり」がなされている。
習慣化を目指して社内のあらゆる場面でトレーニングが進められると、どんな議題であっても「考える良い癖」ができる。
「強い会社=問題解決力が高い会社」を目指すなら、環境を整え、本当の意味で「考えることができる人」を育成していく必要がある。
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