会社では、然るべき誰かによって「判断」と「決断」がなされ、モノゴトが動いていく。
●「判断」と「決断」とは
◇「判断」とは、基準に従って「良いか悪いかをはかること」である。
組織・チーム内で判断基準が共有化されていないと、人によって判断の違いが出る。そうなると高い確率で組織は混乱する。
ある程度のレベルで目的・目標への認識が一致していれば、それが判断基準となり、判断結果はおおよそ近いものになる。
◇「決断」とは、「意思を決めて実際に行動すること」である。
「決断」は「判断」と比較し、人により差が出やすい。
・大局が見えているか、そうでないか。
・短期的か、長期的か。
・自分を大事にするか、他者を大事にするか。など。
その人の視野・思考・価値観などの違いにより、決断の内容は良くも悪くも違ったモノになりやすい。
●会社で求められる存在
会社には「判断」と「決断」が常に必要とされる。
それによって、会社の「方向性とやるべきこと」が定められ、繰り返すことで前に進み続けることができる。
やるのは「意思決定者」である上位者だ。
上位者に必要とされる能力は「事実を正しく掴んで、判断ができること」である。
ただ「判断」のみでは「只の管理者」でしかなく、価値はそれほどない。
会社において、本当に必要とされるのは「決断できる人」だ。
会社の業績向上のために、問題解決のために、
「正しい判断のもと、決断=実際にアクションする」ことができれば存在価値は大きくなる。
それができれば「真のリーダー」であり、会社にとってかけがえのない存在となる。
「決断」できるかどうか、これが「リーダー」と「管理者」の決定的な違いである。
●「判断力」「決断力」を高めるポイント
◇拡い視野で会社の内外の状況を把握し、その変化の予測と想定を持つこと
◇判断の対象と着眼点を網羅し、それを基準となるよう明確に定義すること
◇判断基準をチームで共有化し、共通の考え方・モノサシとすること(より正しい判断ができるようになる)
◇判断基準をもとに、タイムリー=適時に判断すること
(判断すべきタイミングを外さない。判断を先送りにしない。)
◇会社が抱えるリスクを押さえ、危機認識を持つこと
(危機感が決断のトリガーになる)
◇「自分以外で結論を出してくれる人はいない」くらいの考えで、当事者意識を持つこと=自分が決断する覚悟を持つこと
(他の誰かが決めることを期待している、決断力は身に付かない。)
決断できる「真のリーダー」は、新しい価値を会社にもたらし、未来の業績を創る推進力となる。
「真のリーダー」が会社を引っ張り、良い会社が増えていくことを心から願う。
Wait, I cannot fathom it being so stotfghairrward.