No.187 仕事における人の見極めのポイント

東京へ向かう車中にて。

仕事において、これまでに色々な人に出会った。

人それぞれ考え方・価値観は違う。立場も違う。

複数の人で、より大きな成果を目指していく機会は多い。

自分もコンサルの仕事を通じて人と関わる。
仕事の都合上、人をみる眼は自然と養われる。
それが出来ないと、期待する成果へはつながらない。

また様々なテーマでプロジェクトに関わったりもする。

プロジェクトで最終的に評価するポイントは
「成果が出た、出なかった」だけである。

成果が出る確率を考えると「やったか、やらなかったか」を確認するのがシンプルで分かりやすい。
やらなかったら、その確率はゼロである。

人は成果をもって評価される。

「やります」と言っておきながら「やらない」人もいる。
最初は調子よく「頑張る」意欲は見せる。
意欲は大事だが、継続・完遂できることとは実は関連はない。
意欲のみ先行タイプは、途中で「やらなくてもよい理由」を見つけ、あきらめる。勝手にフェードアウトする。
目的・目標意識は低いため、やり遂げることは苦手。

ここで人をシンプルに見極めるための2つの観点を示す。

1つは「時間の感覚」である。
時間はすべての人に平等に与えられる。
自分だけなら、いくらでも自由に扱える。
集団において「時間の感覚」は個人差としてハッキリと出る。互いの感覚のズレが大きいと確実にロスが出る。成果はあまり期待できないことがすぐに予想できてしまう。
複数人で同じ目標に向かう仕事においては、共有すべき時間軸は1つと捉えていく必要がある。
そこをより大事にできる人の方が仕事相手としては望ましい。

2つ目は具体的なポイントである。
それは「すべての機会における最後の行動」を見ることである。
最後の行動に「その人の本質」が表れる。
例えば、靴を揃える、椅子を入れる、必ず挨拶する、感謝を伝える、など。
基本的な事と言えるが、あらためて注視している。
ある会社の社長で新人が入社したら、必ずゴルフに連れていくという方がいた。ゴルフのやり方を見れば「仕事ができる人か」をはかれるとのこと。あと上手くいかない後の行動も見ている。まともな人はリカバリーを考える。ダメな人は諦めたり、集中力を欠いていく。
そこに人としての本質的なレベルが出るようだ。
社長いわく「ほぼ当たる」らしい。
自分も同じ見解を持っていたので納得できた。

最後の行動をキチンとできる人は、仕事全体をキチンと進めていける人である確率が高い。

仕事は「お互いへの信用」がベースとなる。
この2つのポイントをはかれば「信用に足りるか」はおおよそ理解できる。

人の見極めは大事だと、つくづく感じている。

株式会社シーアークスHP


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