No.178 自社を客観的に視る

「客からどう評価されているのか?」を考えることは非常に大事である。

どの商売にも共通するが、
「提供する商品の価値がどうなのか」は常に問われる。

評価が良くても悪くても、
「客観的な視点」を保持できていることが大事なポイントである。

保持するには「商売に対する謙虚さ」は欠かせない。
もしそれを忘れたら、評価の良し悪しを捉えることはできなくなる。
※当たり前のこととも思えるが、何故か麻痺して捉えられなくなる会社は多い。

社内事情に傾いてしまうことが原因となり、客観的な評価ができない会社も現実には多い。
会社のバランス感覚が崩れると、主観的な結論に傾き、本来の結論からはズレていく。

提供しているモノを客観的に評価できれば顧客の要求レベルに近づき、
先々の道も開け、商品・サービスの質は是正もしくは高まる方向に向かっていく。

客観的な視点を持つためには、

①自社の置かれている業界の現状と将来予測
「自社の生存していくべき領域」をどう捉えるかで見えてくる情報はかなり異なる。
その視点はこれからの事業展開の拡がりに影響する。

②自社の競合もしくはモデル企業の競争力の源泉の理解
限られた市場の中で戦うには、ライバル・モデル企業の動きは注視すべきである。
「独自性」は大事だが、客とともにライバルもみないとなかなか確立できない。

③自社が勝ち抜くための重点テーマの絞り込み
すべての領域において勝てる会社は少ない。
また投入できる資金も限られている。勝てる場を見つけて絞り込む。

上記①②を得られれば、③はおのずと客観的な視点での答えとして導かれる。

「自社を客観的に視ることができる」=「永続する企業」へと近づいていくための重要ポイントである。

株式会社シーアークスHP

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