新たな事をやろうとする。
その結果、成功・失敗のいずれかの結果になる。
そのいずれにもならないこともある。
それは「やろうと思っただけで実行しない」
パターンである。
実際にやっていないため、結果という部分では評価しようがない。始めてもいないからである。
この様な事は現実のビジネスでも多い。
ビジネス上で、「やろうと考えた=取り組もうとした事」の総数をはかった場合、その内の半分以上は「考えただけで終わっている」ケースに当てはまると推測する。※実際はそれを大きく越えるのは間違いない。
考えただけでやらないという事は、表面には表れないということである。考えた事 = 実際にやる事 ではない。
ビジネスでは「成果」がどのレベルで出るか、
は追求すべきテーマである。
その成果を出すための絶対的なポイントは、
それに従事する人間の「決める能力」であると考える。
やるかどうかは「実行力」であり、同等レベルで問われる能力となる。
ただ、その前の時点で「決める事」ができていなければ「実行→成果」にはつながらない。
これまで見てきた様々な会社において「成果レベルが高い人材」の特徴を振り返ると、総じて「決める能力=意思決定力」が高いとハッキリと言える。
逆に「決められない人材」は、行動できず、成果も出ない。
成果を出す人材、そうでない人材を比較すると、
最大の違いは「決められるかの差」ということになる。
同様のポイントで経営者を比較すると、「決められるか否か」は経営全般に顕著な影響を及ぼす。最高責任者が会社の意思決定の要だからである。
もしも決められない経営者がいるとするならば、
その会社の行く末がどういう事になっていくのかは容易に想像がつく。
「決める能力=意思決定力」は、ビジネスに携わる人間すべてにとって最も大事な能力であり、磨き続け、レベルアップをはかっていくべきである。