どの企業にも「大事にしたい考え方」がある。
企業価値観=経営理念や行動規範がそれにあたる。
ここに企業として、
「どうなりたいか、どうあるべきか」
という意志が明示されている。
経営環境は常に変化し、先行きは不透明だが、厳しい中でも企業の意志=価値観は揺るぎないモノでなければならない。
しかしながら、何故か価値観の共有が十分にできておらず、企業そのものが揺らいでいる、迷っていると感じることが多い。
何故このような状態に陥るか?
そもそもの価値観の共有を怠り=教育不足により、
マネジメント側が浸透レベルを低下させていることに起因する。
真因を探ると、本当の目的=企業の目指すモノは何かを伝えることに十分に時間をかけずに、数値目標の追求ばかりに走ってしまっているケースが多い。
マネジメント側は「伝えている」としているが、従業員側の捉え方では「伝わっていない」。
数字の追求しか印象にないというのが実態であり、目的も十分に理解できずに数字の改善を「やらされている」状態であると言ってもよい。
ここは労使の認識が大きく分かれるポイントである。
マネジメント層が考えているレベルでは、従業員には伝わってはいないことが多い。
この「認識レベルの不一致」が、結果的には企業そのものを迷走状態に追い込んでしまっていると考える。
目の前の問題解決は大事である。
ただ、本当の目的を理解しないで従業員が100%の力を発揮することはない。
企業の目指すモノを、熱意を持ってキチンと伝えた上でやらせているか、マネジメント層は自身に問わなければいけない。
・伝えるために意味のある時間をかけることができているか
・「(自分が)やらせたい目の前のこと」ばかりを伝えていないか
本当の意味で「企業の価値観の共有」ができれば、
会社全体で認識レベルを揃えることがてきたということになる。
それが実現できれば、問題解決の推進力はこれまでとは違うレベルになるだろう。
