春は各社においては、新入社員を受け入れて育てている時期である。
これまで担当した新入社員教育からみた、
「企業において能力を伸ばしていける人材」
の基本的な素養を以下に示す。
1.性格は基本的に明るい
2.話し方の基本が分かっている
3.すぐ行動できる
ごく当たり前な事であるが、新入社員教育をすると、その大事さがより理解できる。
「できる能力がある(と思われる)」と
「本当に実践できる」はイコールではない。
新入社員の最初の段階で、
「当たり前のレベルで実践できている」
と思える人は正直なところ少ない。
昔よりも「その場だけ取り繕うのが上手い新入社員」が増えたような気もするが、時間の経過とともに周囲からは見抜かれる。
最初の時点では充分にできなくても、良い方向に変わっていくであろうと思える人はいたりする。
上手くできなくても、
「反省して変える意思を持てる人」
の方がまだ先の改善・レベルアップを期待できる。
新入社員の時点で上記ができる人材は、企業で活躍していく素養は、当然ながら高い。
※採用面接時ではなく、入社してからの話である。
ただ、ここからが本当のポイントである。
企業に求められるのは、
「実際に能力を伸ばし、成果を出していく人材」である。
そのような人材とは、
「1~3の状態であり続けることができる人」
である。
社会人経験を重ねていくと、
良くも悪くも「様々な経験」をする。
経験はプラス・マイナスの両方にはたらく。
※仕事において「その人にとって良い経験」は現実にあるが、逆もある。
仕事をしていく過程で「本来の良い状態」を忘れてしまう=見失ってしまう人が多いのも事実である。
1~3は伸びるための基本素養ではあるが、
4.自分の良い・悪いという状態を捉え、正しく是正できる
も素養として必要である。
そのことができれば、素直にモノゴト捉え、
「意識・行動ともに良い方向に是正」していくことができる。
「是正できる力」も含めて、素養=能力である。
そのような人材が、本当の意味で
「能力を伸ばし続ける」ことができると考える。
※実は、自分の新入社員時は、
1~4のすべてについて該当していなかった。
入社してから、まともに仕事ができるようになったと思えるまでにかなりの時間を要した。
だからこそ、自分が新入社員を育成する側になると、
自分を振り返る意味でも、
「能力を伸ばしていける人材のタイプ」
を実感として理解できるようになった。
