吉野家が牛丼・並盛を300円から380円に値上げする。
80円の値上げ幅は自分の記憶する限りでは過去最大である。
吉野家ファンとしては衝撃である。
今回の値上げの理由は、この1年間で食材の牛バラ肉の価格が2倍になった影響により、価格と原価のつりあいがとれなくなったことによるもの。
そのまま続けていると、収益は確実に低下し、赤字転落となってしまうかもしれない。
吉野家は、すき家・松屋と3つ巴で低価格勝負を続けてきた。
最近の最低価格は松屋の並盛240円である。
100円マックなるものもあるが、低価格感・おトク感のインパクトは別格だった。
いかに低価格で客を獲得するかが勝負のポイントだが、ただの消耗戦であり、収益という観点での勝負ではどうだったのかということは興味深い。
いたずらに価格勝負をやり続けてもいつかは限界がくるものと予想されていた。
吉野家の今後の展開のポイントは、サービスの質を高めることと、メイン商品である牛丼と新商品のバランスを変えていくことで収益コントロールにつなげていくことだろう。
ただ落とし穴もある。メインはやはり牛丼である。値上げしたたことによる客離れは確実にあるだろう。
吉野家のように原価高騰の影響で価格設定を見直さざるを得ないというケースは、外食・食品関連では今後も増えてくるものと思われる。
様々な商品の値上げが進むと、消費税8%とのカラミで、消費が更に沈滞していくことが予想される。
吉野家の値上げは12/17からなので、本日中に現価格でいただくこととする。
㈱シーアークス 渡辺正人 Profile
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