静岡に戻ると、セブンイレブンが増えていた。以前はあまり無かったのに。
そういえば、9月末に名古屋を引っ越す直前に近所で新店がオープンしていた。
他コンビニと比較して、朝早い時間帯でも客数はいつも多い。
ただやけに店舗数が多い。こんなにいるのか?とも思うくらいだ。
しかしながら、そこにはセブンイレブンの緻密な計算があるようだ。
コンビニなどでは「オーバーストア」という言葉がある。
「ある商圏に対して需要より供給が過剰になるほど出店している状態」を指す。
明らかに「オーバーストア」ではないかと感じたが、よく見るとセブンイレブンしかない。
意図的にそのような結果になっているのである。
セブンイレブン以外のコンビニが、同一エリアには見当たらないケースが増えてきている。
セブンイレブンは「ドミナント戦略」をとっている。
これは狭いエリア内で複数出店し、エリア・シェアを高める戦略である。結果として他店はだんだんと駆逐されていく。
あまりに近接した場所に同一店舗があると共食いになってしまうのではと思うが、それも計算済の戦略である。
1店舗当たりの売上は落ちるが、同一エリア内の物流効率がよくなり、複数店舗があることで広告効果も高くなるというメリットもある。
同一エリア内で人的資源や在庫を共有できたりもする。売上は落ちても、利益率が改善され、デメリットよりもメリットの方が大きい。
10年くらい前に仕事がらみでコンビニについて調べたことがある。
セブンイレブンは1日当り売上平均が50万円台だった。それに対して他コンビニは30~40万円くらいだった。
セブンイレブンの集客力と販売力は当時でも際立っていた。
現在ではセブンプレミアムなどのPB商品(プライベートブランド)に力を入れている。
NB商品(ナショナルブランド)よりPB商品の比率を高め、利益率が更に向上されている。
おそらく、他コンビニとは更に差が開いているのではと思われる。
すべてを狙って現実のものとしている。セブンイレブン恐るべし
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