No.140 発想の転換ができるか

コンサルタントの仕事は、

「考えること」そのものがテーマである。

「考えること」ができなくなったら、
終わりと言ってもよい。

ただ、どうしても答えが出なくなるときもある。

それは能力の限界の問題ではなく、
「答えが出せない状態に陥っている」だけである。
(と思った方がまだ救いになる。)

人間は考えれば考えるほど、意識が集中していく。

しかしながら、意識を集中させていくポイントが間違っていることがある。

いわゆる「ピント外れ」である。

「ピント外れ」では、どんどん深みにはまり、まず正しい答えが出ることはないだろう。

答えを出すためには、

・自分が答えを出せる冷静な状態にあるか
・見ているポイントは正しいか

客観的に自分自身を評価できなければいけない。

ただこれすらできない精神状態のときもある。

そのときは、以下の3つをやることにしている。

1.見ているものを変える
2.時間を変える
3.場所を変える

煮詰まったら、一度リセットすれば良い。

真面目な人は、なかなかやりづらいかもしれないが。

これは「自己否定→チェンジ」して、
「発想の転換」ができる条件を確保する作業でもある。

考える仕事をしている人は、
「決めること」もできるが、
間違っていれば「変えること」も柔軟にできる。

そうでもしない限りは、
本当の答えは出ないからである。

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