No.73 静岡県西部

静岡県西部と言えば、過去に日本有数の会社が多く生まれた場所である。

本田技研工業・スズキ自動車・ヤマハ発動機など、現在の自動2輪・4輪業界の中核企業などである。

実はトヨタグループの創始者である豊田佐吉も静岡西部の湖西市の生まれである。
豊田佐吉は豊田自動織機、豊田紡織などを名古屋市で創業。トヨタ自動車は息子の喜一郎が創業者である。
湖西市には「豊田佐吉記念館」なるものもある。
もし豊田佐吉が愛知県ではなく静岡県で上記企業を創業してくれていたら、静岡県は全く違う県になっていたに違いない。

さてこんな感じで自分が高校生くらいの頃は、西部地域は静岡県の経済も引っ張り、活気もあった。
「浜松まつり」が毎年開催されるが、その頃は静岡市から見にいったりもした。浜松駅前には人が溢れていたのを覚えている。

ただバブルが崩壊した頃からやや停滞気味になり、自動車一次部品メーカーの海外移転・県外移転が進んできたころには大分様変わりしてきた。
致命的な変化はリーマンショック以降である。一次メーカーのコストダウン方針は極限まで強くなり、静岡県外・国外への生産シフトが加速した。
西部の市場における仕事のボリュームも当時と現在では比べものにならないくらい減少している。
おそらく元のボリュームに戻ることは今後ないと思われる。

こうなると、西部エリアの企業がすべて存続できるということもありえない。
生き延びるためには「県外へ仕事を求めるか」「企業規模を縮小し、バランスをとるか」の大きくは2択だろう。

ただもともとは様々な経営者が創業してきたエリアであり、本来は地力があるはずだ。
いま一度、新たな基軸で静岡西部が活性化していってくれたらと願っている。
自分ができる可能な限りのサポートはしていきたい。

㈱シーアークス 渡辺正人 Profile
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