どんな人にリーダーでいて欲しいか?
部下が考える・リーダーに求められる資質
について、部下の目線からということで、参考までまとめてみました。
■ どんな人にリーダーでいて欲しいか?
1.適切な仕事の配分
部下一人ひとりの力量を把握し、ムダ・ムラ・ムリが無いように仕事を適切に配分する。
バランス感覚を働かせ、うまく部下が仕事できるように考える。
2.細かな気配り
①気づく力
いろいろな事に小まめに気を配る。部下の様子にも気を配る。
部下は、そのような上司の方が付いていきやすい。
②公平なスタンス
公平なスタンスは部下からの信用を勝ち取る。
3.全体を見渡す広い視野
①観察力
仕事の割り振りや進捗状況の把握ができる。
②広い視野
部下の状況と上の状況もしっかりと見ることができる。
③全体を把握する力
全体の動きを把握し、必要な箇所・タイミングでサポートできる。
④ビジョン・方向性を決める能力
全体をみて進むべき方向を決める。
先行きの可能性や仕事の最終到達点を見せる。
4.責任感・フォローする力
①重要な場面で責任をとる
「導くのもリーダー、責任をとるのもリーダーの役割だ」という認識がある。
②フォローアップ
チーム力を高めるため、メンバーを育てるためにフォローする。
③決断力
重要な局面で責任を持って決め、行動できる実行力がある。
5.聞く力・指示する力
①聞く力がある(傾聴力)
相手の言う事を良く聞き、指示や調整ができる。
②柔軟さがある
状況を柔軟に捉えることができる。
③的確な指示ができる
的確かつ分かりやすい指示ができる
④コミュニケーション力がある
グループ内の雰囲気づくり、他部署との折衝ができる。
良好な関係づくりができる。
⑤動機づけができる
人をヤル気にすることができる。
6.教育する・成長させる力
①褒め上手+育て上手
部下のモチベーションを上げる事ができる。
②長所を見抜く力
人の短所にとらわれず、長所に目を向けることができる。
③部下の成長サポート
部下を成長させ、チームを強くする。
7.牽引力
①リーダーシップ・統率力
先を示し、メンバーを引っ張ることができる。
自らが引っ張っていくという姿勢がある
②チームを盛り上げる力
チームでやっていこうという雰囲気にする。
③交渉力・調整力
上長・他部署との交渉・調整をはかり、ミッション推進上の障害を取り除く
8.人間的な魅力
①求心力
人の意を集めることができる。
②信頼性
信頼できる=人は着いていく。
③人格者であること
「この人と働きたい」と思わせる人望がある。
④周りから慕われる+上から信頼される
両方とも兼ね備えていることがベスト。
⑤カリスマ性
その人に魅力があれば、人はついて行きたくなる
■ 部下が考える、リーダーに求められる資質
部下が考える、リーダーに求められる資質とは?
どんな人にリーダーでいて欲しいか?
部下の視点から意見の全体をまとめると、
リーダーに求められる最も重要な力は、
「仕事を人に上手に割り振る能力」
と言えるようです。
どんな部下にも、得意・不得意なことがあります。
部下から見て、リーダーが単純に平等・均等の量の仕事を部下に分配しているだけのように映ると、その存在価値は無いようです。
大事なのは、部下の長所や適性をよく見抜き、適材適所で仕事を割り振る能力です。
組織内の調整力がリーダーに求められています。
ここを実際にやるには、
1.部下一人ひとりの状況を捉え、細かく調整・気配りする視点
2.全体を大きく捉え、先を見据える視点
が求められます。
まとめていくと、
「リーダーには、部下への思いやりと優しさを忘れず、先行きを見据えて皆に指針を示し、ドッシリと構えている器の大きさが欲しい」
「リーダーの方向性がブレていなければ、迷わずついていける」
というのが、部下の本音の意見としてほぼ一致しているようです。
リーダー本人の持つ資質は重要です。
それに加えて、
周りから認められる、特に部下から支持される
というのも大事なことです。