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No.202 人の能力は掛け算で伸びる。

人の能力は掛け算だ。

こんなことを感じる機会があります。

■ Aさんの事例

どういう事かというと、

ある会社でAさんという人がいたとします。

仕事の経験はそこそこしている。良いところはあるんだけど、、、
何故か、社内でなかなか目が出ない。

しかし、、、あるとき人が変わったように活躍し始める。

それも周囲の予想を大きく越えて。。。

こういう事は、クライアントとの仕事において人が成長していくケースとして幾度か見てきました。

その都度「どうして、いきなり、、、」と、
いつも考えていました。

■ コンサルの現場における人材育成

自分もコンサルタントとして、クライアントの社員が力を発揮できるよう、勉強会や教育などで人材育成のサポートをします。

ただ教育をやったからといって、すぐに個人の能力が伸びていくかというと、、、それは分かりません。

能力が伸ばせるよう、基本的な知識の習得や気づきを促すためのプログラムを組み立て、成長の確率を上げることには貢献できていると思います。

現に教育を受けた後、なんらかの気づきがあって、仕事経験と自己学習を重ね、管理職や役員になられた方もいたりします。
「教育を受けた方の動機づけをサポートできた」と自身が感じられる機会です。

教育は、

●仕事をやる目的をハッキリさせる
●レベルアップにむけた次のステップを明確にする

など、行動に結びつけていく【動機づけ】になります。

しかし、それは一過性のモノに過ぎず、
その後の本人の意欲・努力の持続がカギになります。
本当に個人の能力が伸びるかどうかは、その人の仕事経験と知識の向上への意欲・努力によるところがやっぱり大きい、というのが自分の考えです。

しかしながら、
「どういう条件が獲得できれば、人の能力が伸びるのか」は自分自身のコンサルの仕事上の研究テーマでもあります。

■ 能力が伸びるメカニズム

いろいろと考えた結果、
「能力は掛け算なのだ」という結論となりました。

例として、Aさんの能力が下記で示されるとします。

【Aさんの能力】は【S1】と【S2】

 ※Sはスキル

仮に【S1】が「パソコン操作」、【S2】が「分析機器の知識と操作」とします。【S1】と【S2】のスキルは、これまでの仕事で獲得してきました。

この【S1】と【S2】により、分析機器から得られたデータを元に、パソコンを使ってデータ加工し、更に違う角度から分析・結論をだす解析力【S3】が生まれます。

【Aさんの能力】=【S1】×【S2】=【S3】

このように掛け算によって新たなスキルが得られます。
更にスキルを追加していくと、例えば【S4】を新たに獲得すれば、また別のスキル【S5】が生まれることになります。

【Aさんの能力】=【S3】×【S4】=【S5】

更に、、、

【Aさんの能力】=【S5】×【S6】=???

個人のキャパによって、身に付けられるスキルの数は差があります。それがたくさんあれば、掛け算の要素の数とそのパターンはどんどん増えていきます。

これが「能力が伸びるメカニズム」だと思います。

ということは、能力を伸ばすには、
「より多くのスキルを身につけた方が良い」ということになります。

■ 能力の開花とは?

では、人の能力が開花する=最大化する とはどういうことでしょうか?

一番重要なこととして、その人にとって「キーとなる固有のスキル」があり、それは「すべてのスキルを統合し、最大の力を引き出すスキル」だと考えています。

それは、人によって異なるモノです。
もしかしたら、それは「注意力」のように意識強化のスキルなどかもしれません。

ただ「個人ごとでそれがなんなのか?」
を特定する術はありません。

もしかしたら、いつの日か、それをも特定する方法論がつくられるかもしれません。

人の能力は掛け算で伸びる。その法則は人により固有のモノだ。

それが分かれば、
【本当の能力開発】ができるようになることでしょう。

株式会社シーアークスHP