リーダーはチームをつくり、成果を目指します。
●自分の考える理想のチームメンバーを編成して戦う
●与えられたチーム・限られたメンバーで戦う
いずれかのパターンのチームで、リーダーの仕事は始まります。
リーダーの仕事とは「チームで成果をつくること」です。
●自分の考える理想のチームメンバーを編成して戦う
このパターンは、ある程度の規模の大きさの会社で人材の頭数が揃っている会社なら可能です。
リーダーが考えるベストのメンバー構成でチーム編成ができます。チームの成果を出すための「人的な前提条件」は最初から整っているため、普通にやれば成果が出る可能性は高いでしょう。
一方で、優秀な人材でチーム編成することは、リーダーのリーダーシップがより求められるということでもあります。
リーダーがヘボをしてしまうと、メンバーは途端に見限ります。
優秀であるからこそ、シビアだったりします。
またトップからの成果への期待値も、高くなるケースが多いです。
前提条件は整っていても、リーダーの力量がより問われることになります。
違う意味でリーダーは大変です。
●与えられたチーム・限られたメンバーで戦う
規模の小さな会社には、リーダーの求めるレベルの人材がいないケースが多いです。
よって、チームをつくる場合は限られた人でメンバー編成するしかありません。
初期の段階では、メンバーの基礎能力にバラツキがあり、リーダーが思うような成果はなかなか出ません。
リーダーはメンバーに対して、イライラすることになるでしょう。
しかし、リーダーが絶対に欠いてはいけない考え方があります。
「リーダーがチームメンバーを育てながら成果を出す」
ということです。
この考え方をリーダーが持っていないと、成果を出すことばかりに目がいき、チームはまとまりません。
また、メンバーはチーム活動を通じて成長することもありません。
リーダーが我慢強くチームを動かしていくと、メンバーが成長していきます。
メンバーの成長に比例し、チームの成果レベルも高まります。
そうなると、リーダーは「チームを育てることが成果を上げていく」という実感がより得られます。
● リーダーがチームの命運を左右する
どんなチームで戦うのか?
会社の規模・事情により、チームの編成のやり方は異なります。
リーダーの考え方やリーダーシップの取り方が、チームの成長と成果レベルを左右していきます。
そればどんなチームで戦っていく上でも、共通のポイントです。