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No.217 コンサルタントとしての仕事の振り返り、今後

コロナ3年目、やっと出口が見えつつあると感じています。
しかし、「コロナ影響による消費者の購買行動の変化、需要の変容」に加え、ロシア問題を端とした「調達コスト・エネルギーコストの上昇→物価高騰」 新たな問題で広範囲・より複雑化しています。

各企業は「業績の回復」「コスト上昇への対策」という2つの難題に同時に取り組まなければいけなくなりました。
この難局を乗り越えるには「自社の価値の再定義」「収益構造、前提の見直し」「新分野・ターゲットの開拓」など、
知恵を振り絞り、相当な労力が必要なのは言うまでもありません。

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さて、自身はコンサルタントとして24年、2014年創業から現在9期です。
コンサルタントは「インプットとアウトプットの繰り返し、実績・成果のまとめ・ノウハウ化をひたすら続けること」が求められます。
それを「世の変化のスピードよりも早くできなければ存在価値は無い」です。

■ 過 去

前職は大手・独立系コンサル会社にて、コンサルタントとして12年在籍していました。
個人の実績では、在籍終盤の数年間は、経営改善・業績向上など成果は出していました。
(金融機関経由の経営改善案件・リストラ→黒字化、業績不振の会社の経営改善、収益構造の見直し・収益性の改善 など)
多くのクライアントの経営課題に対し「ケース蓄積ができた、胆力を養えた」のはメリットでした。
その一方で 「自身の成長の停滞感」を強く感じていました。
実は「クライアントの真の要望への対応不足、自身の中では消化不良」という状態でした。
その原因は「インプット過小→アウトプット過大」にありました。要するに「中途半端」ということです。

※ちなみに、、、「大手コンサル会社の看板・知名度とコンサルタント個人の実力レベル」は必ずしもイコールではありません。
「大手だから大丈夫、ではない」です。
例えば、フォーマットばかり多用するコンサルタントは要注意です。

■ 現 在

現在はどうかというと「インプットとアウトプットのバランスが取れている。クライアントのニーズ・要望をはかり、それに見合った価値提供に注力できている」と考えています。(計画策定および実行サポート、各種テーマ・人材育成、仕組みづくり)
前職・過去の自分と比較しても「大きくレベルアップできている」と自負しています。

その中でも「暗黙知の形式知化」というテーマは、コンサル・教育・公開講座を通じ、継続して取り組んでいます。

関連テーマの教育・公開講座の受講者数は200名以上となりました。
(主にメーカー・商社、自動車メーカー協同組合、技術系職業訓練機関 など)


■ ナレッジマネジメント研修
このテーマは各企業の共通課題であるため、今後もレベルアップを続けます。

また「エクセルVBAを活用した簡易システムの設計・構築」という新たなスキル習得・実績の蓄積により、仕組みづくりにおいても「改善の方向づけ→具体化サポートまで対応」できるようになったのは自身にとって大きな変化でした。
元々、ISO認証取得サポートの経験をベースとした「業務プロセス構築+業務・作業方法の定義・確立」の強みがあり、それがより強化されたことになります。※ほぼ「発想レベルで業務・作業設計→具体化が可能」


■ データ経営サポート

■ 今 後

「経営における方向づけ・サポートを主にするコンサルタント」は数多くいますが、
そのレベルでは ”現在の経営課題への対応を網羅できているとは言えない”
“コンサルタントも存在価値の定義を変えなければいけない” と考えています。

これからも、自身は「インプット・アウトプット→経営サポートのレベルをより高めること」を継続します。
「継続は力」だと、あらためて感じています。

■ 株式会社シーアークス